不遇での受験勉強の話し

コロナで激変!屈強を乗り越えた先に見えたもの

父の経営する歯科医院に思わぬ危機が!


コロナかで受験をする事の
大変さを知りました。

父は歯科医で歯医者を
経営しており、母は歯科助手
の三人家族。

父はいつも冗談を言い、母は
横でニコニコ笑っているそれが
いつもの光景でした。

中学二年の冬
”コロナになった人が町内に
出たんだって”
そんな噂話を友達から聞き
家に帰ると、なんだか父と母の
様子がいつもと違い
”ただいま。なんかあったの?”
と声をかけると、はっとしたように
こちらを向き
”おかえりー。どうしたの?何もないよ”
といつもの母。しかし父は
何も言わず外に出ていってしまいました。
その後父と顔を会わせるとこは無く
一日が終わりました。

コロナの感染源

”ねー。家大丈夫なの?”
朝教室に入ると友達が駆け寄ってきて
叫ぶように聞いてきました
”何が?大丈夫って何?いつも通りだったけど”
”昨日町内でコロナが出たっていったでしょ?
そのコロナにかかった人、症状が出る
5日前ぐらいに歯医者にいったって”
”え、、、。”
昨日の父と母の様子が変だったのは
この事だったんだ。と納得できました。
”でも親何も言ってなかったよ”
と言うと
”何か発症する二日前だかから
人に移るらしいんだって
だからお父さんたち
言わなかったんじゃない”
だもあの父と母の不安そうな
姿を思うと不安でした

帰ると父がソファーに腰かけています
いつもならまだ患者さんがいて
忙しい時間なはず、、、。
”ただいま。今日お休みなの?”
その言葉に父の顔色が暗くなり
”話があるんだ。こっちに来て
少し話そう”
父はそう言い手招きを。
父の隣に腰掛け、少しの沈黙の後
”町内でコロナが出ての知ってるか?”
とおもい空気の中父が
”うん、学校で聞いたよ”
”そっか、、、。
そのコロナになった人が発症
する何日か前にここに受診したんだ。
お父さんもお母さんも検査対象には
ならなっかった。今日衛生管理局から
連絡きて感染の可能性は低いって。
でも、町内で変な噂が流れてて当分
休む事にしたんだ。もし学校で何か
言われたりしたら言ってきなさい”
”私は大丈夫。噂って何?”
少し無言のあと父は
”ここが感染源なんだって、、、。”
そんな事実は無く父も母も
毎日毎日感染のリスクを
減らすために遅くまで消毒を
徹底していましたし、自分達の体調も
徹底的に管理していました。
なのにここが感染源なんて
怒りがこみあげてきました。

病院を閉めることに!

それから約一週間父は休みをとっていました。

そんな噂話はすぐに消えたのですが
患者さんの数は減り
全く来ない日が多くなっていきました。
”話があるんだ”
夕食の時父が小さな声で言いました
”病院を閉めようとおもう”
一瞬時間が止まったかのように
なにも考えれずなにも言うことが
できませんでした
”このまま行っても負債が大きく
なってしまう。そのまえに閉めようと
思う。ごめんな、、、。”
そう言い黙りこんだ父の目には
涙が溢れていました

中3の夏
私は進路に悩んでいました
今までは父の歯科を継ぎ
父のような歯科医なることが
私の夢だったのです
”進路そろそろちゃんと
親御さんと話をして決めないとな”
担任に呼ばれ言われ
でも自分の気持ちや考えが決まって
いないのにそんなこと言われても
って思っている自分と、決めなきゃと
焦る自分がいて。気持ちが
ぐちゃぐちゃでした。

 

それでも歯科医になる!

”今日は皆でドライブいこー”
朝起きるなり父が叫ぶように。
車で海沿いを走りながら父が
”進路どうだ?決まったか?
もし家の事とか気にして悩んでるなら
それはダメだぞ。自分の人生なんだから
自分の好きなように、なりたいように
これからの事を考えていいんだよ”
その言葉がぐちゃぐちゃした心を
ほどいていくように心が軽くなりました
”私ね前からお父さんみたいな
歯科医になりたかったんだ
これから大変かもだけど私歯科医になる”
父は何も言わず泣いていました。

 

hanayome著

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