専門学校へ進んだ話し

東京に行きたい!特技を生かして夢をつかんだ友人の話。

アニメが大好き!

これは私の友人である美紀が、得意なことを駆使して夢を叶えたお話です。

美紀は昔からアニメや漫画が大好きな女の子でした。

いつも好きなアニメの絵を描いていて、学校帰りに遊ぶときは公園に漫画を持参して読んでいました。

鞄には好きなキャラクターのキーホルダーをジャラジャラ付けていて、誰がどう見てもオタクだと分かるほどでした。

公立中学に進学し、周りの女の子たちがメイクやファッションに少しずつ興味を持ち始める頃、美紀も同じくメイクやファッションに興味を持ちます。

しかしそれは、周りが考えるものではありませんでした。

美紀が興味を持ったのはアニメや漫画のコスプレ。

家庭科の授業で服作りを学んでから、美紀は最初はリボンやネクタイのような小物から自作するようになりました。

それが二年も経つとズボンや上着まで作るようになっており、完成度も日に日に上達しているようでした。

メイクのほうは中学生で高い道具を買えないこともあり、すべて100円ショップで買いそろえた道具で四苦八苦しながら練習していました。

その間、学校の勉強をおろそかにしていたわけではありません。

親から「アニメばかり見てないで勉強しなさい!」と言われるのがウザったいと思っていたようで、誰にも文句は言われまいと勉強だけは人一倍努力していました。

その甲斐あって、高校は地元の公立進学校に進んだ美紀。

しかし、これがちょっとした問題を生んでしまうことになりました。

東京に行きたい!

高校に入ってすぐ、進路希望調査がありました。

美紀は元々、アニメ系の専門学校に進学したいと考えていたので迷うことはありませんでした。

しかし問題は、どこの専門学校に行くか。

美紀の住んでいる所にもアニメ系専門学校はありますが、彼女は東京にある専門学校にどうしても行きたいと思っていました。

なぜ東京に行きたいかというと、アニメや漫画のイベント等がやはりダントツで多いから。

その当時でもイベントがあると、友達を連れて夜行バスで遠征に行っていたりしました。

しかし移動に時間もかかるし、何よりもアニメグッズに使いたいお金が遠征費にほとんど持っていかれてしまいます。

「それだったら、東京に住めばいいじゃない!」

そう思った美紀は両親に相談します。

しかし両親は猛反対!

「同じような専門学校が近くにあるのに、なぜ東京なんかに行くんだ!」と父親は激怒し、親子の仲はどんどん冷めていってしまいました。

そして「東京に行くなら、お金は一切出さない!」とまで言われて、美紀は一人で何とかしなくてはならなくなりました。

ひっそりバイトをするも……。

親から何と言われようと、東京の専門学校に行きたい気持ちは変わらない美紀。

そこで美紀はバイトをして資金を作っていくことにしました。

しかし美紀の通う学校はバイト禁止だったので、絶対に誰にもバレないようにひっそりとバイトをすることになりました。

知り合いは誰も来ないであろう、家や学校から少し離れた飲食店でホールスタッフとして入ることになった美紀。

最初のうちは順調で、物覚えの良かった美紀はすぐにいろいろな仕事も任され、バイト代もそこそこ貰えるようになっていました。

しかしそれも束の間。

数か月たったある日、いつもの行動に違和感を持った母親にバイトのことがバレてしまいます。

禁止されていることなので、当然怒られました。

そして説得も空しく、学校にバレる前にバイトを辞めさせられてしまったのです。

まさかの大盛況!

バイトの資金源が無くなり、美紀はどうしようかと悩みました。

そこで同じコスプレイヤーの友人から、自分で作った小物を売ってみてはどうかと提案されました。

その頃ちょうどネットでハンドメイドの小物を売るのが流行りだした頃で、美紀自身もそこで購入することもしばしばありました。

(売れてもそんなに大きくは稼げないしなー、でも0よりはいいか。)

美紀はダメもとで自身の作ったものを出品してみました。

すると驚くことに、出品してからすぐ自分の作品が売れていったのです。

自分が認められ評価された感覚に美紀は感激!

いつしか、材料費を差し引いても利益が大幅に上回るようになりレビューでも高評価、コスプレ界隈ではちょっとした人気が出るまでになりました。

念願の東京へ!

高校を卒業する頃には、周りの大人も驚くぐらい実力の付いていた美紀。

さすがにネットでの活動は親にもバレましたが、そこまでしたいのならと最後には両親とも認めてくれました。

そして念願の東京の専門学校へ!

美紀はアニメーター希望でしたが今回の経験もあり、同じ学校のデザイン学科に進学することになりました。

そのデザイン学科にはなんと美紀の作品のことを知っている人がおり、今でもその友人と元気にオタク活動を満喫しているようです。

 

kwkiiuc著

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