中学受験の話し

基本がある基本がない?中学受験、子供はどう決断するのか

受験のニュース

2月はじめ、子供とテレビを見ながら夕ご飯を食べていました。夕方のニュース番組です。

ニュースの中身は有名私立中学の受験の密着取材、合格発表の放送です。私の子供はその時小学5年生。受験が何なのか、知っているような、知らないような状態でした。

我が家の地元は首都圏ですが、受験熱は高くない地域です。それでも0ではなくて、毎年学年で10人位は受験生がいました。

塾と習い事

4年生頃になると、ママたちの会話にも受験するのかどうか話題にあがります。それでも話に出るだけで、勉強よりも運動の方が熱心な家庭が多かったです。

水泳、サッカー、野球、テニス、ダンスなどなど、塾よりも体を動かす系の習い事に何かしら通っていました。我が子はピアノと野球をしていました。

水泳は子供の習い事ランキングでもいつも上位に入っていますね。今思うとやっぱり水泳は習ったほうが良かったなと思います。少し後悔しています。

体育の授業には水泳があります。我が子は泳ぐことができてもスピードが遅かったり、フォームが格好悪かったりで劣等感を感じていたようでした。中学の頃、みんなできるんだよねーとこぼしていました。

大人になってしまえば、泳げなくてもそれほど問題ではないけど、その時の子供にとっては大きなことだったりするのかな…。

自分が子供の時もそうだったはずなのに、忘れてしまうものですね。

中学受験

中学受験については、小学4年生の頃に一度考えています。実際に2つの大手有名塾の入塾テストを受けました。結局通うことは無かったのですが、とても印象に残る入塾テストでした。テレビの中の世界を直に見たそんな印象がありました。

1つ目では

「お子様は基本的なこともできていない」

と、厳しい一言をいただき不合格。随分と落ち込みました。

2つ目では

「お子様は基本的なことはできているから大丈夫ですよ」

と、反対のことを言われて入塾許可をいただきました。

あれ?どっち??です。

 

2つ目の塾での入塾説明会で忘れられない言葉があります。

「どのお子様も皆さん必ず受かりますから大丈夫ですよ!」

入塾してもらうための言葉かもしれませんが、私は通ったら合格できるのかぁと素直に嬉しくなりました。

今思うと、大丈夫ですよと言ってもらえたことが、子供を認めてもらえた気がしたのかもしれません。認めて受け入れてもらえることって、どんな事でも嬉しいものですね。

 

受験ってなに?と言う子供に、小・中学校は何もしなくても通えるけど、高校はテストを受けて合格しないと入れないこと、そして中学で受験をしてそのまま高校へ行く方法もあることを説明しました。

そしてテレビで放送していたのは中学で受験をした子達だよと。

子供は何を思ったのか、中学でテストを受けるといいことあるの?と聞いてきました。

高校に入る時のテストがいらないのと、高校のテストは英語があるから難しくなるのかな?中学で受けた方が国語と算数で済むからね!というようなことを言ったと思います。

私から見ると小学校の勉強はまだまだ簡単で、いくらか勉強することでできそうに思えていました。その後1年を通して簡単なものでは無いと思い知らされましたが…。

子供にとっては最初から十分に難しかったんだろうなと今更ながら思います。子供の立場にあまり立っていなかったかなーなんて。

 

子供は「受けたい」と言いました。

子供は良くも悪くも普通の成績で、性格もおっとりとマイペース。

ガツガツと競争していくタイプでもなくて。

勉強が今からだと大変なこと、もし受かったら今のお友達とは違う学校になること、電車に乗って通うこと、塾に通うこと、話してみました。

それでも「やってみたい」と言いました。

最近は言ったかなぁ??なんて言うことも。その時はきっと軽ーい気持ちで言ったのでしょうね。

 

物事は偶然なんてなくて全て必然に起きていると聞きます。

たまたまテレビでその時にニュースを見たのも、何か意味のあることなのかもしれません。

まだその意味はわからないけど、きっと何か気付くものがあると信じています。楽しみが一つ増えたような、そんな気持ちで今日1日を楽しんで生きたいなと思います。

 

その日から、我が子は中学受験へ挑戦することになりました。小学6年生からの挑戦です。おそらく軽ーい気持ちで言ったことが、自分の人生に大きな変化が起きました。

あの1年間はすんなりと物事が進んだことは一つもありません。辛かったことも、楽しいことも嬉しいこともたくさんありました。

我が家の怒涛の1年が始まりました。

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