受験生本人にとっても、受験生を持つご家族にとっても、体調管理はとても重要ですよね。
受験シーズンと重なって気になってくるのが、感染症です。
入試の時期は、毎年インフルエンザなどの感染症が流行する時期でもあります。
この記事では、入試のスケジュールとワクチンの効果がある期間を調べて、効果的な予防接種のタイミングをみていきたいと思います。
大学を受験する場合と、高校を受験する場合で入試スケジュールを調べてみました。
自分(またはお子様)が受験する学校のスケジュールを把握して、ワクチン接種の参考にしてください。
入試のスケジュールを確認
大学入試のスケジュール
大学入試には、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜と種類があります。
そして国公立大学か私立大学かによってもスケジュールが変わってきます。
まずは自分が受験する大学の入試スケジュールを確認してください。
・一般選抜:大学共通テスト1月〜2次試験2月
・学校推薦型選抜:11月中旬〜12月中旬(大学共通テストも併せて受験が必要な大学もある)
・総合型選抜:10月上旬〜11月中旬(大学共通テストも併せて受験が必要な大学もある)
次に私立大学の入試スケジュールを確認しましょう。
・一般選抜:1月下旬〜2月下旬
・一般選抜(大学共通テスト併用):共通テスト1月〜個別試験2月
・学校推薦型選抜:10月中旬〜11月下旬
・総合型選抜:10月上旬〜11月中旬
大学入試は早ければ10月から始まります。
受験する大学、入試の種類でワクチン接種が必要なのかを検討しましょう。
高校の入試スケジュール
高校入試はほとんどの人が予定をしていると思います。
高校の入試も、公立と私立では入試日が違うので確認が必要です
・公立高校(一般入試):2月中旬~3月上旬
・公立公立(推薦入試):2月上旬~中旬
・私立高校(一般入試):1月下旬~2月中旬
・私立高校(推薦入試):1月上旬~2月上旬
高校の入試は三学期に入ると始まります。
冬休みは受験勉強も大切ですが、体調を崩さないよう、生活リズムも整えておきましょう。
ワクチンの効果はいつまで続く?
ここでは毎年冬に流行するインフルエンザ対策のため、インフルエンザワクチンについてご紹介します。
季節性インフルエンザの基礎知識
インフルエンザとは…インフルエンザウィルスに感染することで発症する、急性の呼吸器感染症です。
・症状:38℃以上の高熱、頭痛、鼻水、咳、全身の倦怠感、関節痛など。一般的な風邪と呼ばれる症状よりも重症になることが多い。
インフルエンザが流行するのは毎年12月~翌年3月頃です。ちょうど受験シーズンと重なりますね。
主な感染経路としては、咳やくしゃみなどの飛沫感染になります。
感染すると一般的に発症の前日~発症後3~7日は飛沫でウイルスを排出している可能性が高く、外出は控える必要があります。
潜伏期間は感染してから数日(1~3日)です。
学校保健安全法では【発症してから5日経過し、かつ、熱が下がってから2日経過するまで】が学校の出席停止期間になります。
インフルエンザワクチンについて
インフルエンザワクチンは接種したからといって、絶対に感染しないとは言えません。ワクチンを接種したのにインフルエンザウイルスに感染し発症する人はいます。
ですが発症を抑える効果は一定程度あるようです。
ワクチンの効果として一番期待されているのが、重症化を防ぐということです。
インフルエンザでは肺炎など重症化することもありますが、ワクチンを接種することでこれを抑える効果があるとされています。
ワクチン接種は13歳以上の場合は、1回接種となります。
ですので高校受験や大学受験を控えている受験生の場合は1回接種になりますね。
ワクチンを接種して抗体を獲得した場合の有効期間は約5カ月と言われています。
受験が本格化する1月~3月にワクチンの効果を発揮してもらうためにも、11月~12月の期間で接種しておくことが望ましいですね。
娘が高校受験の時は、インフルエンザが流行する2月が試験でした。
この時はかかりつけ医に相談して、11月にインフルエンザワクチンを接種しましたよ。
そして大学受験の時には学校推薦型選抜で私立大学を受験し、試験が11月だったのでワクチンは接種せずに面接試験に挑みました。
インフルエンザワクチンは毎年10月から接種開始となることが多いので、試験の日程によってはワクチン接種が間に合わないこともあります。
健康管理のポイント
インフルエンザを予防するためにワクチンは効果的な手段ですが、病気はインフルエンザだけではありません。
入試当日の健康状態も大切ですが、受験勉強中の健康状態も重要ですよね。
受験を乗り越えるために大切な、健康管理のポイントをまとめてみました。
①外出先するときはマスクを着用
②手洗い・手指のアルコール消毒
③湿度を適度に保つ
④十分な栄養を摂る
⑤十分な睡眠時間を確保する
⑥生活リズムを整える
⑦人混みはなるべく避ける
感染症の感染経路は飛沫感染が多いです。マスクを着用することで口や鼻からウィルスが侵入することを防ぐことができます。
そして手を清潔に保つことは一番重要です。
手にウィルスが付いたままにしておくと、口や鼻の周りを触った時に体へ侵入する可能性がかなり高いです。
受験を乗り越えるために、健康管理をしっかりして、入試に挑んでください。
それから受験生本人だけが健康管理をすればいいわけではありません。
特に感染症は家族の一人が感染してしまうと、一緒の生活空間なので移してしまう可能性が高いです。
家族みんなで受験を乗り越えるという意識を持つことで、受験生が心身共に健康に過ごすことにつながりますよ。
まとめ
受験には学力だけではなく健康を維持することも重要になってきます。
そのためにもワクチン接種や、健康に過ごすための生活習慣が大切です。
やれることは全てやり、後悔の無いように過ごしてくださいね。
mizuizu7215著
因数分解の動画