進学費用の話し

大学が自宅外通学になる場合の費用は?気になる学費と生活費をシミュレーション

大学進学を機に、一人暮らしを始める方も多いですよね。

希望する大学が自宅から通えない場合には、どうしても一人暮らしをする必要があります。

それに初めての一人暮らしに憧れている、誰に干渉されるわけでもなく自由に生活できる、そんな風に考えている方もいるかもしれませんね。

一人暮らしはいい社会経験にもなりますし、チャンスがあればぜひ一人暮らしを経験してほしいと思います。

ですが、ここで気になるのは「一人暮らしにかかる費用」ですよね。

そもそも大学の学費だけでも、結構な金額がかかります。

それに加えて一人暮らしにかかる費用も考えなければいけないとなると、家庭の状況などによっては第一希望の大学を諦めなければいけない場合もあります。

この記事では各データを参考に、自宅外通学の大学に進学した場合の費用をシミュレーションしました。

奨学金についてもご紹介します。

自分が行きたい大学の学費、自宅外通学にかかる費用を知って、早い段階から準備を始めましょう。

大学の学費はどのくらい?

まずは大学の学費について把握しましょう。

  入学金 授業料 施設設備費 合計
国立大学 282,000円 535,800円   817,800円
公立大学 391,305円 536,363円   927,688円
私立大学文系 229,997円 785,581円 151,344円 1,166,922円
私立大学理系 254,309円 1,105,616円 185,038円 1,544,962円
私立大学医歯系 1,073,083円 2,867,802円 881,509円 4,822,395円
私立大学その他学部 258,747円 958,445円 234,644円 1,451,836円
出典:文部科学省ホームページ 「国公私立大学の授業料等の推移」「公立大学基礎データ」「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」

見ていただくとわかる通り、国公立大学には施設設備費がないこともあり学費はかなり安いです。

私立大学については学部・学科で学費はかなり変わってきます。「国際」「英語」関係の学部・学科では海外留学が必修で、上記学費の他に留学費用がかかるケースが増えてきています。

留学費用にについては研修先の国・大学によって、おおよそ100万円~500万円と大きく異なります。

薬学部や芸術学部などは施設設備費が高くなる場合もあります。

上記の表の他にも後援会費や学会費、実験実習費などがかかってきます。

医学部や薬学部などの6年制の学部もありますので、計算する時には注意してください。

自分が行きたい学部・学科によって学費は大きく変わってきます。

入学後に金銭面で続けられないということがないように、しっかり確認しておくことが大切です。

生活費はどのくらい?

次に自宅外通学にかかる生活費を見ていきましょう。

自宅外通学でかかる生活費目
  • 住居費
  • 光熱費
  • 食費
  • 消耗品代
  • 被服費

生活するとなると、最低でもこれだけは考えておく必要があります。

この他にも、急な出費として病院代がかかったり、スマホ代も自分でとなれば通信費も必要です。

この中の支出で一番大きいのは住居費でしょう。

住居費の相場は住む地域でかなりの差があります。自分が進学する予定の大学の住居費がどのくらいなのか、確認しておきましょう。

住居の選択は下記のものが考えられます。

  • 大学の学生寮
  • アパート・賃貸マンション
  • 学生会館・学生マンション

大学の学生寮は食事付きで、住居費と食費を抑えることができる場合が多いです。

大学費用を抑えるために、大学に寮があるなら検討するのもおすすめです。

学生会館は食事付きの場合の相場は10万円ほど。食事なしなら料金に幅はありますが6万円程度が多いようです。

学生会館や学生マンションは、入居できるのは学生のみで、初めての一人暮らしでも安心できるようにセキュリティがしっかりしているところが多いです。

女子専用や男子専用となっている場合もあります。

光熱費は「水道」「電気」「ガス」を合わせて1万円くらいは見ておいた方がいいでしょう。

食費や消耗品、被服費等については、生活水準はそれぞれだと思うので、お金の管理はしっかり計画を立てて暮らすように、普段から意識しておくといいですね。

そして、この他にもかかってくる費用が、大学で使用する教材費です。

その中でもパソコンは必須アイテムで高額ですので、持っていない場合やスペック的に買い替えが必要だと感じているなら、費用を計算に入れておきましょう。

大学費用をシミュレーションしてみる!

私の娘は、東京にある私立大学文科系の国際学科に進学しました。

志望校が決まった段階で4年間でどのくらい費用がかかるのか計算し、親子でしっかりと話し合いましたよ。

我が家のケースでシミュレーションしてみます。

大学の学費 入学金 授業料 施設設備費 留学準備費 合計
入学年度 200,000円 760,000円 300,000円 40,000円 1,300,000円
2年次   760,000円 300,000円 20,000円 1,080,000円
3年次   760,000円 300,000円   1,060,000円
4年次   760,000円 300,000円   1,060,000円
4年間の合計         4,500,000円

 そしてこの他に海外留学が必修なので、300万円程度留学費用として考えています。

次に生活費です。

娘の住む所は食事なしの学生会館を選びました。

女子専用で24時間管理人が常駐しています。インターネットの回線も各部屋にあり、家賃に含まれています。オートロックでセキュリティ面もしっかりしており、何より近くにスーパー・ドラッグストア・コンビニ・消防・警察とあり、生活するのに全く困りません。

各居室にトイレ・バス・キッチン付。最低限の家具もついていて、部屋は狭いですが一人で暮らすにはそこまで不便ではありません。

生活費の内訳は次のようになっています。

  住居費 光熱費 食費 消耗品 被服費 合計
月額 66,000円 10,000円 30,000円 5,000円 5,000円 116,000円
4年間の合計 3,168,000円 480,000円 1,440,000円 240,000円 240,000円 5,568,000円

この他に入居時にかかった費用として、入館料5万円・入館料10万円・保証金10万円となっています。

それから引っ越しの際にテレビやレンジ、テレビ台なと生活に必要な物を購入した費用がおおよそ30万円です。

学費・留学費用・生活費・入居時の費用を全て合わせてみます。

4,500,000円+3,000,000円+5,568,000円+550,000円=13,618,000円

我が家の場合はこれだけの費用がかかることがわかりました。

ざっくりとした計算にはなりますが、この額を超えないようになんとか頑張ってほしいと思っています。

奨学金制度も活用しよう

我が家の場合は奨学金を借りています。

独立行政法人日本学生支援機構の第一種貸与奨学金で、自宅外の満額64,000円です。

奨学金には給付型のものもあります。

独立行政法人日本学生支援機構以外にも奨学金の制度を取り扱っているところはあります。

大学独自の奨学金制度もありますので、費用に不安あるときは活用していきましょう。

当然ですが貸与型の奨学金は、大学卒業と同時に返済していかなければなりません。

返済の計画をしっかり立てて、無駄に使わないように生活しましょう。

まとめ

大学の進学にはかなりお金がかかります。

学びたいと思っていても、費用面で諦めてしまう人もいます。

ですが学業に対する意欲が高く、またその努力が成績という見える形で出ている人は、様々な支援を受けることもできます。

自分が何のためにその大学に行くのか、しっかりとした目標をもって、家族と相談し進学先を決めてくださいね。

 

mdfu.dfgd著

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