学校推薦型選抜(指定校制)の話し

大学入試を学校推薦型選抜で希望する人へ!仕組みとスケジュールを解説

学校推薦型選抜(旧推薦入試)と言っても、公募制と指定校制があります。


指定校制はどんな入試なんだろう?

その中でも、この記事では指定校制の学校推薦型選抜について詳しく解説していこうと思います。

私の娘は指定校制の学校推薦型選抜で無事第一希望の大学に合格することが出来ました!

その経験から、具体的にどのタイミングで進路を決め、合格のためにどのようなことに取り組んだのかを解説していきます。

学校推薦型選抜(指定校制)での入試を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

学校推薦型選抜のスケジュール

時期が近づいてくると学校側から詳しい説明がありますが、出来るだけ早い段階で知っていた方が準備もしやすいですよね。

まずは学校推薦型選抜の指定校制について解説します

学校推薦型選抜(指定校制)とは

対象者 大学側が指定した高校の生徒
評価 3年間の成績に加え、課外活動・生活態度等も評価対象になる
定員数 各高校で数名ほど、学科によって定員数が決められている場合もある
選考方法 書類審査・面接・小論文・学科試験等

学校推薦型選抜の指定校制は主に私立大学が実施しています。

基本的な情報は上の表を確認してください。

人気の大学ではライバルとの推薦枠争いが厳しいです。

指定校制での推薦を狙うのであれば、1年生の時から意識した生活を心がけることが大切ですよ。

ちなみに私の娘の希望した大学は学科ごとに定員数が指定されていて、希望の学科には競合する生徒がいなかったのですんなり指定枠をいただくことが出来ました。

高校にもよりますが、娘が通った高校は第一段階でこの大学のこの学科には何人の希望者がいるとある程度教えてくれました。

そして、生徒同士でもある程度情報交換がされています。

ライバルが多い、希望者の中に自分よりも評価が高い人がいるとなった時には、違う学科を選択するなど、別の選択肢も用意しておいた方がいいです。

ただ、どうしても「この大学のこの学科に通いたい!」そう強い希望を持っている人もいると思います。

娘の友人には指定枠を勝ち取れず、別の大学や学科は考えられないと一般選抜を選んだ人もいました。

そこから必死に勉強をして、見事一般選抜で合格することが出来たと喜んでいましたよ。

スケジュール

各学校で若干の違いはあるかもしれませんが、おおよその流れをまとめました。

7月~8月  推薦入学学校説明会

9月~10月  希望調査~校内選考

11月~12月  大学選考~合否発表

このような流れで進みます。

推薦入学説明会の前に3年生になった段階で、担任の先生との個人懇談等があると思いますので、その時までにはある程度進路を決めておいた方がいいです。

もちろん早い者勝ちではないですが、希望があることを知っていれば、先生から早めにアドバイスをもらえますよ。

合格に向けての具体的な取り組み

各大学で応募条件と選考方法が違います。

希望の大学が決まったら、自分は応募条件を満たしているのか担任の先生に聞いてみましょう。

校内選考が通れば、合格しやすい指定校制ですが、選考方法はしっかりと確認しましょう。

平均評定・課外活動・生活態度

3年間の成績が見られるので、学力面の努力は必須です。

娘は1年生の時は新しい環境に馴染めず、勉強に身が入りませんでした。

そのため1年の平均評定は3.6でした。

ですが、2年で平均評定を4.3まで上げるとこができ、3年では4.9まで上がりました。

3年間での平均評定は4.2です。

1年生の時にもっと頑張っていればと本人は話してましたが、その後は取り戻そうと本当に努力していました。

それから娘がした取り組みとしては、ボランティア活動に積極的に参加していました。

部活動をしていなかったので、評価を得るためということもありますが、ボランティア活動が楽しかったとのこと。

楽しんで積極的に取り組むことで、評価も上がるという、いい形が出来上がっていたと思います。

評価は大切ですが、自分が興味をもって取り組めることを見つければ、その経験は必ず役に立つと思います。

生活態度では、学校を休んだ日数も関係してきます。

トータル・もしくは年単位で何日以内という条件がある大学もありますので、気を付けてください。

選考方法に合わせた対策

校内選考が通っても、大学側の選考対策を怠っては合格が難しい場合もあります。

推薦してもらえることになれば、選考方法に合わせて先生から指導はありますが、自分でも対策しておくことは必須です。

娘は書類審査と面接でしたが、合格した先輩の体験談がとても役に立ったと話していました

ある程度内容についてもアドバイスがあるので、それに沿って対策しましょう。

 

学校推薦型選抜の注意点

高校の入試説明会でも話があると思いますが、学校推薦型選抜はその高校のお墨付きの生徒ということで大学側に推薦します。

この制度は高校と大学の信頼関係で成り立っているのです。

そのため校内選考を通るのはある程度ハードルが高いですが、そこをクリアすれば比較的合格はもらいやすいです。

ですが、合格したからと浮かれていてはいけません。

これは娘の推薦入試説明会でも校長先生から、かなり厳しく言われたことです。

大学に入学してからの努力は必要です。よほどの理由がない限り、単位を落として留年などしては大学側のその高校に対する評価が下がってしまします。

そうなると、後輩の推薦枠が減るなんてことにもなるのです。

自分を信頼し推薦してくれた高校に迷惑がかかることがないように、大学でもしっかり努力を続けてくださいね。

大学進学はその後の就職に直結する大事な選択です。

しっかり目標を決めて、悔いのないように努力してくださいね。

mdkimbh著

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