バイトをしながら受験勉強した話し

バイトと受験をどちらも諦めなかった受験生の話

「受験勉強の妨げになるものはすべてやめなければいけない」

受験を控えたとき、
そう思った経験はありませんか。

勉強に専念するために、
バイトや習い事、趣味、友人との遊びなど
関係のないものは我慢しなければいけない。

きっと一度は誰もが考えたことがあるはずです。

けれど、無理に我慢しなくても良い場合もあるのです。

今回は、アルバイトを続けながら
大学を受験したケースをご紹介します。

迫られる選択

大学受験まで残り一年を切った私は、
高校生になってから始めたカフェで
まだアルバイトをしていました。

週末の土日をメインに、
平日は授業が早く終わる水曜日だけの週3日。

初めは遊ぶお金が欲しくて始めたバイトでしたが、
いつしか接客そのものが楽しくなり、
気が付けばバイトも3年目を迎えていました。

高校3年生の夏休みに入る少し前から、
母親から
「受験に専念するためにバイトは辞めなさい」
と言われるようになり、
バイトを辞めるかどうか悩む日々が増えました。

勉強にそれほど自信があったわけではないので、
勉強だけに専念したほうが良いとは思いましたが、
好きなバイトだからこそ
どうしても辞める決断が出来なかったのです。

そんな時、私に声をかけてくれたのは
バイト先の店長でした。

自分で決めた“辞めない選択”

バイトを続けるのか辞めるのか。

なかなか決断できなかったことをようやく決められたのは、
店長と話しをしてから一週間が経った頃でした。

私は、バイトを辞めないことに決めたのです。

決め手となったのは、
「大学生になるということは大人に近づくということ。
自分の選択にきちんと責任が持てるよう、
自分の意志で決めなさい。」
という店長からの言葉でした。

親の言葉に従ってバイトを辞めても
後悔するだろうと思ったので、

それならば、
自分の意志に従おう。
それでもし受験に失敗してしまったら
自分で自分を笑い飛ばしてやろうと思ったのです。

生活スタイルを整える

両立するにあたり取り掛かったのは、
日々のスケジュールを組むことでした。

バイト先にも相談し、
今まで土日メインで入っていたシフトを、
平日の月・水・金曜の3日間だけに
切り替えたのです。

残りの曜日は土日含めすべて勉強に充てることにしました。

「勉強をする」とただ決めるだけでなく、
曜日ごとに
どの教科の
どの範囲を
どのように勉強するか
まで細かく決めました。

ここまで決めておかなければ
何をしていいのかわからなくなり、
勉強の進捗具合もきちんと把握できないと思ったからです。

もちろん、バイトの日に勉強をしないわけにはいきません。

バイトがある日は普段に比べて勉強時間が限られるため、
手軽に勉強できる英単語や日本史の暗記に時間を充てました。

こうしてアルバイトを続けながら
受験勉強をスタートさせました。

焦りが出る

スケジュールは少しハードでしたが、
勉強で疲れた頭は
大好きなバイトに行くことで
良いリフレッシュができ、
スタートはとても順調でした。

しかし、
指定校やAO入試、専門学校進学などで
早くに進路を決める仲間が現れた頃から
気持ちに焦りが出始めました。

その子たちはみな、早期受験に備え、
バイトなどを辞めた上で準備に取り組んでいたからです。

自分はこのままでいいのだろうか。

最近は少し勉強時間の足りなさも感じている。

でも大好きなバイトは辞めたくない。

そう思った私はもう一度店長に相談し、
再度シフトを変更してもらったのです。

受験まで、残すところ後ひと月となった頃でした。

そのまま突き進む

二度のシフト変更を聞いてもらったこともあり、
責任を感じると同時に
さらにやる気が芽生え
今まで以上に勉強に集中できるようになりました。

ーもうこのままいくしかない!ー

受験の結果は
第一志望の大学は残念な結果となりましたが、
第二、第三志望の大学は無事合格。

バイトと両立しながら
現役で合格を掴むことができたのです。

第一志望だった大学へは行くことができなかったものの、
後悔はしておらず、むしろスッキリとした気分でした。

それはおそらく、
全てを自分の選択で進んできたからだと思います。

もしあの時、
親の言葉通りにバイトを辞めていたら…。

勉強に追われる日々の中でリフレッシュ法もわからず、
途中で勉強が嫌になっていたかもしれません。

バイトをやめて勉強に専念していれば
第一志望にも受かったかもしれないのに。と、
受験後周りから言われたこともありましたが、
私自身は全く後悔をしていなかったので、
この選択が正解だったのだと思います。

私の受験スタイル

二度目のシフト相談で私が店長にお願いしたことは
シフトを週3日から週1日に変えること。

店長は何も聞かず、
ただ受け入れ、応援してくれました。

平日夕方からの週1日だけのバイトは
お金を稼ぐ目的ではなく、
自分のモチベーションを保つために大切な時間でした。

受験は長期戦。
どのようにメンタルを保つのかがポイントです。

私の場合はバイトでしたが、
趣味や遊びの予定を息抜きの日として用意することも
必要なのだと思った大学受験でした。

これは私の持論ですが、
頑張らなければいけないことをやり続けるために
必要なのであれば、
好きなことは無理に我慢しなくても良い。

そう思うことで
気持ちにゆとりが持てる場合もあると思いますので、
あまり思いつめず自分のペースで受験を乗り切ってほしいと思います。

 

N6654pw著

最短1ヶ月で動画編集スキルが身につく!動画編集スクール