同級生に支えられた話し

高校受験の向き合い方

高校受験の季節は、多くの生徒にとって人生の中でも一大イベントとなります。私自身、そのプレッシャーの中、不思議と心地よい日々を過ごした経験があります。中学3年の夏休み、友達と共に塾の閉まる時間まで勉強に明け暮れ、勉強合宿ではモチベーションがぐんと上がりました。勉強が特別好きとは言えない私ですが、あの時の経験は今思い返しても、決して悪い思い出ではありませんでした。そんな私が受験に臨んだ際の心構えや、意外とリラックスして過ごせた日々、そして結果とその受け止め方について、話していこうと思います。私が高校受験にどう向き合ったのか、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

中学3年生の夏、塾での切磋琢磨

中学3年の夏、私は受験に向けての勉強に本腰を入れ始めました。それまでの適当な日常が、一変して塾での日々が中心になりました。友達とは塾の閉館時間ギリギリまで残るのは当たり前のこと、互いに問題集の解答を教え合い、時には競い合いながらも、助け合う関係が築かれました。いつの間にか、私たちはただの塾に通う仲間から、目標に向かって共に歩む仲間へと変わりました。

夏休みに入ると、塾が勉強合宿を開催しました。正直、自分だけなら絶対に参加しない催しでしたが、みんなが参加するとのことだったのでノリで参加しました。最初はただの長い勉強時間で嫌だなと思っていましたが、夜の自由時間は友達と遊べて楽しかったです。この合宿が私たちのモチベーションを飛躍的に高めることになりました。朝から晩までの集中勉強、専門の講師による授業、そして何よりも友達と共に苦しい時を乗り越えたこと。この夏の経験は、私にとってただ勉強したというだけでなく、人生で初めての自分との戦い、そして友情の深まりを感じた貴重な時間でした。

勉強の苦手意識との向き合い方

ここまで見てもらって分かる通り、私は勉強が好きだったわけではありません。むしろ、避けられるならば避けたい、そんな人間です。しかし、中学3年生になり、周囲の友達が受験に真剣に取り組むようになりました。私が嫌いな勉強を続けられたのは、私にとって受験とは、ただの手段にすぎず、本当は友達と楽しみや苦しみを一緒に分かち合いたかったからだと思います。「受験は団体戦」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。共感する人が多いとは思いますが、私はこの言葉を聞いて「個人戦だろw」とバカにしていました。でも、ここまで周りに感化されている自分を見て、その考えは改めました。

受験への心構え

受験期、多くの生徒が志望校への強いこだわりを持っていました。しかし、私は少し異なる心構えでこの期間を過ごしました。私の場合、「絶対にこの高校に行かなければ」という強迫観念はあまりありませんでした。もちろん、希望はありましたが、「行けなくても人生終わりではない」というリラックスした姿勢で臨むことができました。この心構えが意外とプレッシャーを減らし、受験勉強期間をある種楽しむことができたのです。

本番前日も、私は普段と変わらぬ一日を過ごしました。やることが終わったらのんびりと好きなゲームをいつも通りして寝ました。このいつも通りの生活が、心身の健康を保ち、最終的なパフォーマンスに良い影響を与えたと思います。

自分に合ったやり方で

結局のところ、私は志望校を一つレベルを下げることにしました。その結果、余裕をもって合格することができました。私自身、プライドがなく、プレッシャーにも弱く、常に心に余裕をもって生活したい人間だったためこのような方法で上手く受験期を乗り越えました。ただし、これは私に合ったやり方でこれを真似して成功するとは限りません。勿論、私と同じような性格の人がやるのにはいいとは思いますが、私と正反対の性格の人がこの方法をしたら失敗するのは目に見えています。結局、受験とは自分の性格に合った最適な勉強方法を確立していったものが勝利していくものだと思います。

まとめ

高校受験とは、私の経験上、ただの高校に入るための苦行ではなく、自己成長のプロセスであり、人との繋がりを深める貴重な機会だと学びました。中学3年の夏、友達と共に勉強に励み、勉強合宿でモチベーションを高め、勉強の苦手意識を友達との絆で乗り越え、リラックスした心構えで受験に挑んだこと。そして、自分に合った方法で受験を乗り切り、余裕をもって合格したこと。今では、いい思い出として残っています。

受験を控える皆さんには、自分にとって最適な勉強方法を見つけ、心に余裕を持つことの大切さを伝えたいです。そして、この経験が将来の大きな糧になることを願っています。自分の性格や状況に合った、自分だけの受験の向き合い方を見つけてください。

 

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