校外にテストを受けに

主人の高校時代には大学受験を控えて校外にテストを受けにいくこともしばしばあったようです。私の成績では大学受験を受けに行くようなこともなかったので、そんな話もなかったのですが。主人の通っていた高校は県内でも成績が優秀な生徒の集まる高校だったのです。ですから、テストの成績が志望校を決める大切な基準になるのです。もちろん、日曜などに実施される模擬試験を校外の高校に受けにいくのです。高校時代には、この時期は追い込みと本場の大学受験というテストに慣れるという面でも大切なテストなのです。進路を決める面でも大切な資料にもなる上、自身の勉強の振り返りにもなる模擬試験を受けに行っていたその当時の話です。
色んな学校に向かって

高校の時期にはもちろん進学塾などが、年に4回程行われているようです。その学校に行って模擬試験を受けることになるのです。基本的に日曜に行われているようですが。私は本当に無縁の世界に閉じこもっていたので、目に入って来なかったのですが。皆、高校時代は大学を目指している高校生は、自身の力試しと共に進路を決めるために受けるのです。それは、県内の学校だけにとどまらず、県外の学校にも受けに行くことになるのです。学校でここで模擬試験が行われるから行くか行かないのかを自身が申し込んでその日に模擬試験を受けに行くのです。もちろん無料ではありません。当然その一回のテストが高校3年生の時期にはとても本人にとっても、実のところ学校にとっても大切なことになるのです。本人にとっては進路を決めるために必要なこと。学校にとっては、どの大学にどれだけ合格したががの評価であり、次に高校に入学してくる人達の集まりが変わってくるのですから。実は重要なことなのです。
こんなことも起きるのか

主人が通っていた高校でも例外はなく、色んな学校に受けに行っていたようでした。その当時事件が起きたのです。もちろん受けに行く学校は様々で、その場所に受けに申し込んだ学生側が時間に間に合うように向かうのです。主人と同じ学校の生徒がその日受けに行く予定をしていました。その日そのもう一人の生徒は来なかったというのです。体調不良や受ける受けないは本人次第なので、本番の受験ではないのでそこまであれこれということにはならなかったのです。ですが、もう一つ問題が起きたのです。それは、受けにいった学校が「女子校」だったということです。そうなんです、つまり男子トイレが存在しないのです。主人は当然のことながら男性なわけですから問題になるのです。その時、トイレに行きたくなった主人はどうしたかというと。本人曰く意外と冷静だったんだよと。そこで、教官している方に聞いたそうです。「職員用のトイレをお借りしたいんですが、どこですか?」と。模擬試験とはいえ全く入ったことのない学校で。しかも女子校という環境でどうやら男子生徒の受けている学生がほぼいなかった状況にも拘らず聞いたそうです。主人はどうやらその頃からかなりの現実主義のようです。かなり冷静に判断が出来ていたようです。そうし精神でなければ、しっかり取り組んでいきたい姿勢も支えていたんでしょう。
判断力を身につける事も大切

模擬試験とはいえ進路を決めるのは大切な資料。そして、いつもと違う環境の中でもどれだけ冷静に状況を受け止められるかというのも大切なことなのかもしれません。本人は笑いながら喋ってますがこんなこともあるんだなぁと私にとっては驚くような出来事でした。私自身がその状況で冷静に判断できているのかとも思います。切羽詰まった状況なので、果たして冷静に聞くことができるのかとも。「トイレ行きたいですが、どうしたらいいですか?」と意味不明な事を教官の方に食いつき気味で聞いていたかもしれません。職員トイレのところまでたどり着くかどうかとも。高校生ならかなりいい年だとは思いますが、冷静に聞けるかどうか、甚だ疑問です。模擬試験においてももちろんそんな事は起きるわけです。確かに勉強も大切な事なんでしょうけど、精神的な面も冷静に判断出来るのか。判断力も実は受験をするにあたっては必要なことなのではないのかとも思う出来事なのでした。試験って実は色んな要素も含まれているのも主人の話を聞いて思いました。勉強も人生も色んなモノが絡み合って成立しているのかもしれないと思う話を聞いたのでした。
153著
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