
皆様は、人生において「受験」というものを経験したことはあるでしょうか?
勿論、様々な方がいらっしゃるので受験をした経験が無いという方もいるかもしれませんが、それでも何かを「勉強」したことはきっとあることでしょう。
私も大学受験や高校受験の為に勉強したり、普段の学校や塾で勉強したりなど意識をしなくてもそのような行為は少なからずしてきました。勉強をしていると、ある事に関して考えることがあると思います。それは、
「効率の良い勉強方法」
です。
インターネット、それぞれの科目の教材、Youtubeの動画など、様々な媒体を通して効率の良い勉強方法が情報として流れております。
今回は私が高校時代にしていた、ある意外な勉強方法をご紹介したいと思います。
当時の私の環境

当時、高校生3年生だった私は部活動にも所属しており、受験勉強と両立させなくてはいけない状態でした。部活動での練習は厳しく、練習の時間が終わっても自主練という名目でさらに練習するために体育館に残らなきゃいけないこともありましたので、勉強の時間はあまり取れませんでした。
因みに私の学力はあまり良い方ではなく、記憶したり覚えたりすることが周囲の人と比べて劣っていたかもしれません。それでも、大学受験には受からなきゃいけないという気持ちから空いた時間を勉強に費やしました。
勿論、私のような状況は誰でもあり、私よりさらに忙しい人もいたことでしょう。そうなると、忙しい人というのはどうやって少ない時間で大量の学習をしていたのでしょうか。大体よくある方法以下の方法が多いのではないでしょうか?
①有名な暗記法を使っている(脳内で部屋をイメージをし、そこのモノを置いて覚えていく「場所法」など)
②塾でしか教えてもらえないような特殊な勉強をしている
③休憩時間を30分ごとに取って、脳が効率よく覚えられるような勉強している
④睡眠時間をうまく調整して、一番学習しやすい時間に勉強している
⑤電車や待ち時間の合間にちょくちょく勉強している
⑥食事の栄養にとても気を遣う
効率のよい勉強方法とインターネットで検索をすると、大体上記のような方法が多いような気がします。上記の方法も決して間違いではありませんが、私はどの方法を実践しても続かなかったのです。
そんな時に、私はある自分流の勉強方法をすることでモチベーションの維持をしておりました。
意外な勉強?その1

最初にご紹介する方法は、「自分が好きな人、自分が興味ある人に教えてもらう」ということです。
私は高校3年生になった時、塾に通うことになりました。さすが塾というべきか、学校で教えてもらう勉強内容とはレベルが違います。私は、塾代が勿体ないと思うほど勉強に付いていけませんでした。
そんな時に、私はある事をしておりました。
それは塾の勉強で理解できなかった事を、当時私が話しかけやすく尊敬していた高校の先生に直接聞いていたのです。
面白いものですが、塾の先生とその高校の先生が同じ内容を言っているのに、全く違う言い方や内容に聞こえるのです。そして、高校の先生がまとめてくれた内容の方が頭にすんなりと入ってきます。
ここで重要な事です。
学校の勉強より塾の勉強の方がどうしても一歩踏み込んだ学習をするので、勉強の難易度は上がります。それをすんなり覚えることができたら、それは周りより勉強において一歩リードできることになるでしょう。そして、それを可能にしているのは他の誰でもない、自分だということです。
自分自身が安心して、面白いと興味を持っているからその内容を覚えようとしてくれるのです。さらに、覚えることで自信も付きます。
なので、当時の私はかなり高校時代の先生方にご迷惑をおかけし、お時間を取らせてしまったのですが、今でも本当に感謝をしております。
意外な勉強法?その2

次の方法は上記と似たような勉強法ですが、「自分が愛着の湧く教材を本屋で買う」です。
例えば、英語を例に取ってみましょう。
英語を勉強する時にひたすら勉強していくよりかは、ある基礎を一度自分の中にきちんと修めてから、その知識に肉付けをしていく、今のある知識から何がまだ足りないかを考えて勉強すると身に着くスピードが早いと思います。
ここで言う「基礎」は、完璧なものではなくてかまいません。何故なら、教材によってどこまでを基礎しているかは違うからです。
なので私の場合、本屋で自分が気に入った口調で書かれているもの、見てて楽しくなるデザインのもの、内容を見ていてこれは分かりやすいと心から納得したものを購入しております。
その方が、「自分」が覚えようとしてくれるからです。そしてどんな本であれ、ある基礎が出来てしまえば、それに肉付けをしていくつもりで勉強をすると精神的にも楽だと思います。
さらにこれを続けていれば、その教材自体のレベルも測れるようになり、より一層自分に合った本を見つけやすくなるでしょう。
まとめ

今回は、私が受験勉強で得た「意外な勉強方法」をご紹介しました。
ここで最後に。
上記で紹介した勉強方法は、別に受験とは関係ないのではないかと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、私が「受験勉強を通して」とご紹介した理由は、その時に「学校」に通っていたからです。
現在私は社会人ですが、学校に通えるというのは専門の先生に分からないことを聞き放題というとても恵まれている状況でした。社会人になると、学校に通うには高いお金を自分で払わなくてはいけませんし、周りに所謂「学校の先生」という存在はおらず、分からないことは自分で調べなくてはいけません。
ですので、私は今でも何か勉強をする時は、必ず本屋で自分の好きなデザインや文言で書いてある本を購入し、Youtubeや講演会などを通じて自分の尊敬できる人を探すところから始めております。
現在では多くの勉強方法がありますが、私は「少しでも続けられるような方法」として、これからもその方法で勉強をしていこうと考えております。
160著
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