人生で初めての受験を迎えたけれど
受験勉強の仕方がわからなくて困った
勉強に自信がないから
志望校は確実に行ける学校にしよう
と思ったことはありませんか?
人それぞれに合った勉強方法があるので
”これが正しい”というものはありませんが
私は自分に合った勉強スタイルを見つけたことで
志望校のランクを上げることに成功しました。
ゼロからのスタート
高校受験を控えた中学3年の2学期になって初めて
私は
「勉強の仕方がわからない」ことに気が付きました。
それまでの定期考査はすべて試験前日に
試験範囲をノートに簡単にまとめ直したり、
ずっと継続している通信ゼミの問題集を一気に解くことで
乗り切ってきたからです。
苦手な科目や時間をかけても解けない問題は無理に解くことはせず、
潔く諦め、出来る問題で点数を絶対に落とさないようにしていました。
ただ、この方法でも平均以上の点数がそれなりに取れていたため、
気にしたことはありませんでした。
志望校を決める
塾へ通うクラスメイトが増え、教室内で受験の空気が漂ってきた頃、
志望校を決める、担任との個人面談がありました。
私が担任へ伝えた志望校は
私が通う学区内で受験できる全11校のうち、
学力では上から4番目にあたるA校でした。
選んだ理由は
今の成績でも背伸びせずに狙える学校であること。
入部しようと思っている水泳部が強いこと。
それに対して担任から返ってきた言葉は
「今の学力なら上から3番目(B校)は十分に可能、
もう少し頑張れば2番目(C校)も狙える」
というものでした。
B校も狙える私が、あえて一つランクを落としたA校を志望したのは、
前述の理由で挙げた、水泳部の強さでした。
B校よりもA校の水泳部の方が強いのです。
もちろん、
担任が提示してくれたC校はそのA校よりもさらに強いので
学力があれば、行きたいと思いましたが、勉強方法に自信のない私は
C校を志望する勇気がありませんでした。
結局、担任との折り合いがつかず
志望校を一つに絞ることができぬまま
この日の面談は終了したのです。
方法を探る
面談を終えてからの私は、
A校を受けるのか、それともC校に挑戦するのか悩んだ結果、
今学期の試験結果を見て考えることにしたのです。
そこで私は、まず自分の勉強の仕方を見直すことにしました。
今までのその場しのぎの勉強法では、
試験範囲すべてをカバーするのは難しい、そう思ったからです。
しかし、塾に通うつもりはなかったので、
どうすれば効率よく自分で勉強が出来るのか。
友人にきいたやり方やネットで調べた方法を、試してみることにしました。
1. 曜日毎に勉強する教科を決める
学校のように時間割を決め、
1日3科目をローテーションで勉強することに決めました。
もう部活は引退していたので、
学校後、帰宅してから夕飯までの約1時間半と、
夕食後の1時間、それから入浴後寝るまでの間に1時間。
計3時間半です。
周りの受験生と比べると、勉強時間は少ないかもしれませんが、
今までは試験前日にしか勉強をしていなかったので
私には十分すぎるほどの時間でした。
内容は1日1教科ではなく、3教科。
主に使う教材は、
いつも定期試験前日にまとめて片付けていた通信ゼミの問題集。
初めのうちは、
「今日はここまでやる」と勉強する範囲を決めていたのですが
難しい問題などがあると、時間がかかりなかなか次の教科に進めない…
ということがあったので、
たとえ決めた範囲まで終わらなくても、
時間で区切って教科を切り替えるようにしました。
その結果、決めた範囲まで無理に続けるよりも、
時間で教科を区切って学習する方が集中力が持続し、
自分には合っていることがわかりました。
2. 土日は苦手克服のチャンス
普段の学習は、学校の授業の予習と復習をメインにし、
週末の休みは今まで逃げてきた苦手な問題や、過去の問題集を
一から学び直す時間に充てました。
なかでも数学は今まで逃げていた問題でも、
時間をかけると解ける問題があったので、
同じ問題を何度も繰り返し解き、
問題文を少しみただけで公式がすぐに浮かぶようになるまで、
徹底して頭に叩き込みました。
平日よりも時間があることで、
気持ちにも余裕を持ちながら学習できたと思っています。
また、どうしても解けない問題は、
休み明けの月曜日に学校で友人や教師に質問するように心がけ、
無理に一人でやろうと思わないようにしました。
この時、周りに頼ることも受験には大切だと感じたことを覚えています。
3. 暗記モノは早朝に行う
今まで暗記モノは試験前日の一夜漬けで乗り越えていましたが、
受験となると範囲が広く、一日では覚えることが出来ません。
そこで私は暗記系の学習を毎日少しずつ
早朝の時間を使うことに決めました。
前日の夜眠る前に、
覚えたい範囲を声に出して読んで眠り、
朝起きてから、
必要な内容を書きながら、再度読み上げるというものでした。
毎日行うので、1日の範囲が少なくて済むことと、
視覚だけでなく声を出すことで聴覚からも情報が脳へ入るため、
忘れにくくなり、この方法は結果的に良かったと思っています。
自信がついた勉強スタイル
こうした初めてともいえる試験勉強を行ったおかげで、
2学期の定期試験では、想像以上に成績が伸びました。
そして担任との再度面談の結果、
私は志望校をA校からC校へと切り替えたのです。
今までよりも成績が一段と上がったことに加え、
普段の学習方法も身に付き、受験勉強への自信がついたことが
大きかったように思います。
その後、無理のない範囲で勉強を続けた私は、
無事にC校へ合格を果たしました。
私の場合、
受験勉強を始めたのが中学3年生の2学期からと遅く、
期間が短かったこともあり、
気持ちを保つのには苦労をしなかったこともありますが、
勉強方法を見直し、その方法で成績が上がったことで
モチベーションアップにも繋がりました。
人によって勉強の仕方は様々ですが、
自分に合った方法を見つけ、少しでも結果を残すことが出来れば
それが自信となり、頑張るきっかけになると思います。
N654akj著
因数分解の動画