あなたの人生は予定通りに計画通りに進んでいますか?
誰しも、自分の計画通りの人生を歩みたいと願うものです。しかし、そう簡単に上手くはいきません。
人生計画通りに進めるかどうか・・・。それは少なくとも分岐点に【進学】が大きなカギになっている人のではないでしょうか。まずは計画通りの学校に合格し、計画通りの就職ができれば良いのですが、どんなに勉強をしても、どんなに努力を重ねても、希望通りの進路へ進めない場合だってあるのです。
その場合、人はどうするのでしょうか。
今日は、希望通りの道へ進めなかった子のお話です。希望や計画通りではない道の先で、何を思って何を手に入れる事ができるのでしょうか。
不合格
彼女には進みたい道がありました。幼い頃から家族や親戚や友達に「私の将来の夢」として語っては目を輝かせ。学校の作文の題材にして書き残したこともありました。それほどの絶対的な夢・希望だったのです。
もちろん、その夢を手に入れる為に、たくさんの勉強をし、たくさんの努力を重ねました。決して手を抜いたりサボったりする事もなく、夢に向かって必死に頑張ったのです。
しかし、そんな彼女の想いとは別に、夢の道へ進むための受験は失敗。彼女の幼い頃からの夢は玉砕し結果は不合格だったのです。どれだけ勉強をしても努力を重ねたか、まったく手を抜かなずにサボることなくやり切ったのですが・・・合格発表に自分の受験番号が載っていませんでした。
想像もしてみください。幼い頃からその道一本で必死で向かってきたのに、それでも叶わなかった時の事を。彼女は、まさか自分が他の道に進むなんて想像もしていませんでした。そしてその道だけが彼女の道だったので、不合格だった場合に歩む先が、人生ドン底の暗い暗いトンネルのように見えていたのです。
全ての力が抜け、抜け殻。
ただ、そんな事ばかり言ってもいられません。不合格は不合格。彼女は抑えの学校に進学する事となります。夢も希望も持たないままに、抑えの専門学校へ進学する道へと進むのです。
寝る
彼女が行く事になった専門学校は、「もし夢が叶わないなんて事があったら、そっちの道を進んであげても良いかな」くらいに思っていた職種の専門学校です。なので興味が全くないわけではないのですが、なにせ不合格の現実が受け止められないままでしたので、専門学校に通う自分が想像できていません。
酷い事に、【第一希望の学校の合格発表の次の日に専門学校のクラス分けテストがある】というスケジュールでした。不合格をしり抜け殻状態で迎えるクラス分けテストです。
当日、彼女はテスト開始と共に眠りにつきました。机に突っ伏して、問題を1問も解かずに寝続け、終了のチャイムと共に白紙て答案用紙を提出して帰りました。
周りの生徒たちはビックリ仰天。この日の事は卒業するまで語り継がれる事になりました。
学校生活
彼女は入学したのにも関わらず、自分の進む道が変わってしまった事に、実感が沸かずにいました。
クラス分けテストは白紙で提出しので、学力は一番下のクラスでした。そのせいでもあり、授業内容のレベルが自分のレベルに合わず、ますます退屈な毎日でした。
友達とも気が合わず。
いやもしかしたら、私はここに居るべきではないと思っていたので、「合わない・合うはずがない」と思い込んでいたのかもしれません。友達とおしゃべりするわけではないので、授業開始ギリギリの時間に教室に入り、授業が終わると即家に帰りました。
こんな調子で、授業中も休憩中も何をするにも本当に心から楽しんだり笑ったりする事がない苦痛の2年間でした。
しかし、彼女の良いところは腐らなかったところです。退屈で自分の居場所ではないと思ったまま過ごしていたのですが、勉強はしっかりしました。
国家資格も取得し、専門学校で勉強した事を活かした職種にも就きました。
それから
大人になってから、「専門学校時代は本当に何も楽しくなかったよ」と彼女は笑って振り返ります。「ただ、それだけ必死で夢に向かって頑張っていたって事だから、抜け殻状態から抜け出すのに2年かかったのは仕方ないよ」とも言っています。
専門学校に通った期間は無駄になってしまったのかもしれませんが、大人になってからの彼女は、常にやりたい事を持っています。常に夢があって、それに向かって一生懸命です。幼い時に頑張った経験が良かった。その癖がついたと言っています。
そんな彼女を見ていると。人生計画通りに行かなくとも無駄な事はないんだなと気付きます。
186著
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