進路で悩んだ話し

壮絶な受験期、秀才から凡人になって良かったこと!

僕には7個下の妹がいる。

年が離れているもんだから、喧嘩なんてしたことなくて、半分親のような目線で妹を見てしまう所がある。

だからこそ、受験に挑む妹には頑張って欲しいと期待する反面、受験の大変さを知っている分どこか心配だった。

僕が抱いていた予想通り、受験期に入った妹はストレスで肌荒れがひどくなり、いつもどこか追い詰められているようだった。

今、これを読んでいる方の中には志望校への合格が厳しいラインにいたり、日々精神的に追い詰められて辛い人もいるだろう。

あまりにもメンタル的に追い詰められて、いつもどこか苦しさを抱えている人もいるかもしれない。

これは僕が客観的に見た妹の受験期のエピソード。

学年1位のスポーツ万能少女

自分とは異なり、テストを行えば毎回のように学年1位の成績を取る。

スポーツテストの結果も女子の中で学年1位。

おまけに習い事であるダンスは全国大会に出て入賞。

高校は県内で一番偏差値の高い進学校へ入学。

おまけに中学受験までは家で勉強しているところもあまり見たことがない。

ざっと妹のプロフィールを紹介するとこのようになる。

兄である自分が恥ずかしくなるほど勉強もスポーツもできる、というのが僕の妹だった。

そのせいもあり、両親だけではなく、親戚や同級生たちからも期待されていたのは兄である自分が感じるほどだった。

ただ注目の的というものは羨ましいようであるが考えもんでもある。

いつの日からか、「あの子はすごい!」という賞賛は、「あの子ならできるよね、できて当たり前」というような形に変化していた。

だからこそ、県内で一番偏差値の高い高校に合格したときも、どこか妹に対して

「あの子なら合格するよね!」

といったような周りの雰囲気があった。

集まり続けた注目が原因となり、大学受験期間の妹は人生で一番追い込まれることとなる。

大学受験

県内1位の進学高校に入学した妹は、その学校でもトップの成績を取り続けた。

そして、当然彼女にも大学受験というものが迫ってくる。

妹が志望校として選んだのは都内でも有名な高偏差値の大学。

あれから、約4年が経過した現在、妹と話すとその志望した大学は自分の本心の希望ではなかった、と話す。

小さい頃から受けてきた周りの期待などから、自分自身が行きたいところではなく、周りの期待に応える形で大学を選んだ、と話していた。

つまり、受験期の妹は行きたい大学ではなく、周りの期待に応えられる大学入学に向けて、あの辛い受験期を迎えようとしていた。

当時の妹の成績を持ってしても、志望校への合格は簡単ではなかった。

成績を上げることが必然的に必要だったので、そこに向けての努力の日々が始まった。

僕が記憶しているのは、僕が起きた時には妹はもう机に向かっていて、僕が寝る時にもまだ勉強をやめなかった。

当時の睡眠時間は3時間程度だったようで、その睡眠時間で学校での授業、帰宅してからの勉強という日々を続けていた。

異変

妹は努力を続ける中で、相当の無理をしていたんだと思う。

冒頭にも書いたように肌荒れはひどくなり、いつも精神的に追い詰められているようだった。

あまり家族と会話することもなかったし、話すといっても母親にいつも感情的になりストレスをぶつけているようだった。

そして、ある日の夜、妹は家のリビングで倒れた。

当然、両親は焦って病院へ連れていった。

診断は過労と精神的に軽いうつ病のような症状が出ていた。

もちろん、休養は必要なのだが受験の日程は待ってはくれない。

数日間の休養を挟んだ後、本人の希望でいつも通りの生活には戻ったものの前のような努力を続けることはできなかった。

結果

妹は結局、周りの期待に応える形で志望した大学にも自分が本心から希望した大学にも行くことはできなかった。

その時の彼女の落ち込みようは、見ているこっちが辛くなるほどだった。

本人としては浪人も考えていたようだったが、両親も自分もまた体調を壊していく可能性を考えるとそれは賛同できなかった。

そして、妹は合格をもらった大学への入学を決めた。

ここまで書くと、すごく悲惨な受験体験のように思えるだろう。

確かに当時の自分は、家族である妹なのにも関わらず声の掛け方に迷ってしまうほどだった。

ただ、時が経った今、当時の状況とは全く異なる状況となっている。

確かに外側から見たら妹は志望校への入学ができなかった、ということで失敗という風に捉える人もいるかもしれない。

でも、寧ろそのことによって、いい意味で周りからのプレッシャーや期待が消えた。

確かに志望する大学への入学は叶わなかったが、入学した大学で彼女はまた新たな目標ややりたいことを見つけて楽しい大学生活を送っている。

最後に

これを読んでいる人の中には、目の前の受験への不安や周りからの期待で押し潰されそうになっている人もいるかもしれない。

もしかしたら、一度妹のように体調を壊すところまで思い詰めてしまった人もいるかもしれない。

確かに自分の希望や目標の志望校があるのだから、緊張や不安があることは悪いことではないし、あって当然だと思う。

でも、だからといって体調を壊すまでに至って欲しくないと僕は強く思う。

確かに志望校への入学ができることがベストだろう。

でも、もしそれが叶わなくても必要以上に落胆しないでほしい。

また違う環境に行っても、新たなやりがいや目標に出会うことは自分次第でいくらでも可能だと僕は考えている。

妹は現在になって、「志望校に落ちて逆に良かった」と話している。

もちろん、目標に向かっての努力は大切。

でも、必要以上に自分を追い詰めずに努力を続けてほしいと思う。

志望校への合格が叶わなくても、皆さんの努力が無駄になることはない。

応援しています。

owflis著

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