受験勉強に伴うトラブル
本格的な受験シーズンが近づくにあたり
皆の空気が変わっていくのを感じたことがある方も多いはず。
焦りや不安から
皆の余裕がなくなりピリピリした雰囲気が漂い始める。
そんなピリピリした雰囲気から生じる
私の高校時代のトラブルを今回の記事では紹介しようと思います。
いつも一緒だった親友

私には幼稚園から高校まで学校が一緒だった親友がいます。
何するにもいつも一緒でいつも一緒に遊んでいた。
お互いの事で知らないことはないといってもいいくらいだ。
私の小さい頃の思い出には必ず親友がいて
親友抜きには子供の頃の話はできないくらいですね(笑)
高校三年生になり始めてクラスまで一緒になりました。
大学受験に向けた大事な一年!
親友となら一緒に切磋琢磨して乗り切れると
一緒のクラスになれた事を心強く思っていました。
親友との受験勉強

私と親友の成績は
いつも一緒になって遊んでいたのだから当然似たり寄ったりでした。
お世辞にもお互い良くはなかったですね(笑)
お互い志望大学こそ違えど受験科目は一緒でした。
三年生になりお互い本格的な受験勉強をし始めた。
一緒になって勉強し
わからないところや疑問点は
お互いに教え合ったり一緒になって考えたりしていました。
親友との受験勉強は楽しかったです。
この頃はお互いテストの点数など見せ合っていたので
お互いの成績は把握していました。
二人の成績に差が出始めた

夏休みに入り
朝から晩まで勉強の日々に突入しました。
この時期は受験生にとって非常に重要な時期で
成績を大きく上げるチャンスでもあり
また苦手を克服するチャンスでもあります。
つまりこの時期は成績の差が生じやすい時期という事になります。
この差は私と親友との間にも起こりました。
似たり寄ったりの二人の成績だったはずが
夏を境に親友の成績が私を上回るようになったのです。
「私も頑張らないと!」
始めの頃はいい刺激として捉えていました。
しかし毎回見せ合う成績において
いくら頑張っても毎回私の上をいく親友の成績。
「私も勉強してるのにどうして・・・」
思うように上がらない成績に焦りが生じてきました。
そして受験に合格するための勉強から
親友にこれ以上離させたくないから勉強する
いつの間にか親友を意識した勉強をするようになっていました。
成績を見て合うのが怖くて不安に
それほど親友の存在が私の中でプレッシャーになっていたのです。
ピリピリした雰囲気が漂う

12月になり
この時期になると受験日まであと〇〇日を
嫌でも意識するようになる。
前までだったら誰かしらの話し声が聞こえていた自習室も
静かで私語を一切許さないピリついた雰囲気が漂う。
この時期の私は親友をあからさまに避けるようになり
一人で籠って勉強するようになっていた。
そんな私をみて親友は
「最近どうした?疲れたまってんじゃないのか」
「明日息抜きにカラオケにでも行こうぜ」
と私に話しかけてきました。
私は受験日がどんどん近づいてきて
成績も思うように伸びておらず毎日不安で焦っていました。
そんな時に私より成績の良い親友からかけられたカラオケの誘い
・・・咄嗟に怒りが込み上げてきて親友にぶつけてしまいました。
「受験が迫ったこの時期にカラオケ誘うなんてどうかしてる!」
「成績が良いやつは余裕だな!こっちは余裕ないんだよ!」
「もう構うな、話しかけないでくれ!」
親友は無言で去っていきました。
この時私はわかっていました。
塞ぎ込んでいた私を親友なりに気遣ってくれたことに。
この時期は皆が不安で焦っていました。
それは親友だって同じこと・・・。
それでも当時の私は受験の事で頭がいっぱい
傷つけてしまった親友が無言で去っていくのをなんとも思いませんでした。
こうして最後まで親友と仲直りしないまま受験を終え
高校を卒業して別々の道に進みました。
社会人になった今でさえ連絡先もわからず
親友がどこで何をしているのかもわかりません。
志望校には合格したものの今でも心残りなのは
あの時ぶつけてしまった言葉と親友の気遣いに気づきながら
謝ることが出来なかった自分の行動です。
私は大切な親友を失ってしまいました。
まとめ

受験が近づくにつれて皆周りが見えなくなり
余裕がなくピリピリとした雰囲気が漂い始めます。
実際私も親友を失ってしまいました。
当時周りを見渡してもピリついた中での人間関係のトラブルは多かったです。
学生時代の友人は一緒になって昔話に花を咲かせることが出来
人生において代わりの利かない大切な存在です。
それを受験という一時のためだけに失ってしまうなんて・・・。
私のように親友を失ってほしくない。
そんな私の経験・心残りが
今後の受験生のお役に立てれば幸いです。
楽しい学生生活を願っています。
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