受験生と家族との話し

はじめての受験

受験って・・・

とにかく今にして思うのは、「私って何してたんだろう?」という思いです。最初の受験は高校受験。当時の私には何が起きているのかという状態だったのです。おそらく、周りの子達に比べて浮いていたんだと思うんです。只々、学校に行くだけで勉強は嫌いだし、頭が悪いのは自覚はしているのですが、周りが何を必死になってるのかが理解できていなかったのです。とにかく引っ込み思案で、コミュニケーション能力が全くない自分は周りからしたら得体の知れない人間で、関わるのを避けられる浮きまくりの不思議な存在だったのです。私にとって学校は行けというからいってるだけで、元からのなまくら、面倒くさがりなのをこの頃から発揮してました。こんな感じで日々を送っていれば危機感を感じている人物が現れます。

この人誰・・?

当然こんなふらふらしていたら私に危機感を覚えたのが、両親です。そんなある日、スーツ姿の男性が現れました。その男性が私に「こんばんは。」「こんばんは」と私。この人は誰・・・?そんな思いがある頭の中を渦巻いていました。そこへ「こんばんは。すみません、頼みますね」というニコニコ顔の父親が登場。ますます、わからなくなる自分。そこで応接間にそのスーツの男性と入り、父親はこの男性と談笑しています。そんな2人をポカンと見ている私。この時点で今にしてみれば相当私って脳内お花畑だったんですよ、現実を受け入れてなかったんでしょうね。そこで、男性が分厚い教材を取り出し、父親に何やら説明しています。これを読んでいらっしゃる方ならこのスーツの男性がどんな人なのか薄々感じてらっしゃるのではないでしょうか。そうです、教材を販売しているセールスマンの方なんです。当時の私がどれだけ終わってたかというと、ご挨拶もしているので、うっすらと顔は記憶しているのですが、名前は全く覚えていないのです。この男性に何度も自身の勉強に付き合ってもらい、教わっているにも拘わらずです。そんなこんなで、高校受験の準備が第三者指導でゆるゆるスタートしたのです。

いつもの私と周りの人の温度差

今の私もその気質は持ってはいるのですが、この時の私はそれに輪をかけて危機感、現実を受け入れるということが余りにも欠けていたのです。そのセールスマンの男性と勉強が始まりました。しばらくは真面目に勉強してました、その男性も家にわざわざ来てくれていたので進んでいました。ですが、その人もセールスマンなので当たり前のことですが、毎回来ません。お客様は私だけではないのですし、売上を伸ばしていかなくてはならないのですから。そうなると勉強嫌い、超がいくつついてもおかしくない程の面倒くさがりが徐々にでてきます。そうなると父親としては気に入らない訳です。当然です、教材はタダではないのですから。父親はついに行動に出ます、電話をかけたわけです。多分、教材費を当時の私を心底心配した父親が出したんでしょうから、今にしてみればですが。

そんなこんなで

そんなことが起きたので、次に若いお兄さんが現れました。教材を販売している会社の若い社員さんだと思うのですが、家に来てくれるようになりました。私の勉強に付き合ってくれるようになりました。頭の悪い私に何も言わず、雑談もすることもなく淡々と進めていくことにもなりました。なので、顔の記憶はありますけれど、名前はもちろん向こうも名乗ってくれてはいたはずですが、記憶に全く残っておりません。高校受験は私立高校、公立高校ともなんとか合格を頂き進学することになりました。こうして流れに流された高校受験は幕を閉じました。こうして今書いているとどんだけ現実逃避してるんだろなこいつはという思いが強いな。今でもその傾向は残っているのは否めませんけどね。後日談としては、その教材は気が付いたときには、どこかにしまわれていたのでした。おそらく母親が片付けたのだと思います。気が付いたら何処かに消えていたので。

こんな状態で初めての受験は終わりました。あっ受かったんだなぁという感情のみでした。周りからも受かったんだねという反応が当時の私には「???」という現実が理解できていない、バリバリの不思議ちゃんの子供でした。今にして思えば本当にある意味問題児。親にしてみれば頭の痛い子供だったんだなと、つかみどころのないこの子は大人になったらどうなるんだろうと心配をさせていたんだろうなという思いでいっぱいです。この年になってこうした文章を書きながら深く反省しております。

145著

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