今回は、私の大学受験での経験談について書いていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
私のプロフィール
年齢 26歳
専攻 生物学
好きな事 食べること
現在の職業 臨床検査薬の開発員

小さい頃からチョコレートやポテトチップスなどのお菓子が大好きで、当時は新しいお菓子商品を作る仕事に憧れていました。
そこで食品メーカーの研究開発職になるために必要なことを調べたところ、生物系の大学を卒業することが必須条件であることを知りました。
以上の理由から、生物系の大学にスポットを当てて進路志望を決めていくこととなりました。
高校3年夏 志望校が決まり勉強を始める
私が本格的に受験勉強を始めたのは、高校3年生の夏ごろからでした。
それまで勉強は全くしておらず、学習塾にも通っていませんでした。そのため、定期的に行われていた共通模試では、目も当てられないような点数をとっていました・・・(100点満点の試験で20点しかとれない・・・なんてこともザラにありました)
そんな私が本腰を入れて勉強をするようになったきっかけは、本当に行きたいと思える大学を見つけたことです。

そこでは、栄養や微生物に関する研究に特に力を入れており、普段自分が食べているものに関することを勉強できることに魅力を感じました。
そしてそこからは、「絶対に合格して、憧れの場所で理想のキャンパスライフを送る!」という信念のもと、本気で勉強に取り組むようになりました。
1日の勉強時間は、平日は授業の後に4〜5時間と、休日に8時間ほど。今考えると少ない気がしますが、当時の私にとっては精一杯の勉強量でした。
高校3年冬 試験開始!その結果は・・・
そして迎えた試験当日。第一志望の学校は国立大学だったため、センター試験が最初の試験となりました。
受験ってどうしてあんなに緊張するんでしょうね。手汗をにじませながら全力で問題と向き合ったのを今でも覚えています。
そうして終わった2日間。その後、翌日の新聞に載っていた解答をもとに自己採点を行いました。その結果は・・・
900点満点のテストで、合格点よりも100点以上低いというなんとも悲惨なもの。憧れの第一志望への道のりは閉ざされてしまったのでした・・・

そして浪人へ・・・
他にもいくつかの学校を受験しており、合格をいただいた学校はあったのですが、第一志望に対する憧れは残ったままでした。そのため、今後の進路について真剣に考え、迷いに迷った結果、浪人することを決意しました。
予備校時代の1日あたりの勉強時間は11〜12時間ほど。現役時代と比べるとかなり増えています。また、予備校の授業は試験対策に特化したものが多かったため、勉強の成果が現れやすく、現役時代よりも楽しく勉強ができました。勉強すること自体への苦しさは、現役時代の方が大きかった印象があります。
しかし、現役時代にはなかった孤独感が、次第に私を苦しめるようになりました。私の予備校には、同じ高校出身の子が1人もいませんでした。そもそも現役進学率が高い学校だったため、浪人した人自体が珍しく、かつての友人とも連絡が取りづらい状態になってしまっていました。予備校で新しい友人ができたものの、自分だけが取り残されているような気持ちが続き、次第に塞ぎ込むようになっていきました・・・
極限状態で迎えた2度目の試験!果たして・・・
そんな気持ちの中でも勉強だけは継続して行っていました。
そして迎えた2度目のセンター試験。試験慣れしたのか、極限状態によるものなのか、不思議と緊張感はあまりありませんでした。
ただ無心で目の前の問題に取り組み、2日間を無事に終えました。そして自己採点をした結果・・・
現役時代と比べて、約90点ほど点数を上げることに成功しました!
しかし!
それでも第一志望の合格点には及ばない結果となってしまいました・・・

大学受験では、国立大学は1校しか受験できず、センター試験の結果をもとに、学校独自の二次試験を受ける学校を決めるシステムになっています。現役時代は、センター試験の点数があまりにも足りていなかったため、二次試験を受けることすら叶いませんでした。今回も、合格するには厳しい結果でしたが、浪人は1回までと決めていたこともあり、「最後に、自分のやってきたこと全てをここにぶつけたい!」という気持ちが芽生え、第一志望の二次試験を受けました。
しかし、現実はやはり厳しく、結果は不合格。
結局ほかの大学に進学することになりました。
2年間の受験を終えて・・・
ここまでを見ると、何も成果が得られなかったように見えますが、決してそうではありませんでした。
2年間の受験勉強を通じて、目標を持つこととそれに向かって努力することが、自分の人生をいかに豊かにするかに気づきました。
辛いことの方がはるかに多かったですが、この経験を経て以来、「今後どのようなことがあっても、自分の力で乗り越えられる!」と思えるようになりました。
進学先の大学でも、気の合う友人と出会え、大切な思い出がたくさんできました。そのため、残念な結果にはなったものの、この2年間は自分にとって必要なものだったのではないかと思っています。

以上が私の大学受験エピソードになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
hayabusa著
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