「受験」と聞くと一般的に思い浮かぶのは高校受験や大学受験でしょうか。
自分の将来を決めるタイミングで大きく関わってくる“受験”は、
ただ「勉強ができれば」「頭が良ければ」
良いというものではありません。
では、受験で良い結果を生むためには
ほかにどのようなことが必要になってくるのでしょうか。
本記事では、実際に受験を経験し学力以外に必要であると感じたものを
紹介したいと思います。
〇セルフコントロールの重要性
1.スケジュール管理
2.体調管理
3メンタル管理
〇強い意志
セルフコントロール
1.スケジュール管理
受験は学校の試験とは異なり、1週間や1か月で終わるものではありません。
早い人であれば年単位を軸に受験までの道のりを考えています。
そのため、受験までのスケジュールを自分で管理することが大切です。
例えば、学校の授業が終わり、夕飯まで時間が1,2時間が空いているとします。
この時間を何に使うかを決めるのは、親でも教師でもなく、自分自身なのです。
長い受験までの道のりを考えたときに
「今日のうちにこれをやっておかないといけない」と思えるか、
「今日ではなくて明日にしよう」と思うかとでは、
後々大きな差が生まれてきます。
そのため、今の自分には何が必要かをしっかりと考え、
それを実行するための自己管理が必要なのです。
もちろん息抜きをすることも大切ですので、
時間や期間を区切って自分なりにスケジュールを組めることが必要となります。

2.体調管理
本番を終える最後の日までいつも健康でいられることがベストですが、
受験は長期戦ですのでそうはいきません。
少しでも体調が悪い時は焦らず、無理せず、
しっかりと休んで体調を戻すことに専念するよう心がけなくてはなりません。
体調不良が原因で予定通りに勉強が進まない場合、
すでに立てていた予定を改めて組み直し、
体調回復に努めることも大切なことなのです。
規則正しい生活を送ることはもちろんのこと、
栄養のある食べ物を食べたり、適度な運動をしたりと、
出来る範囲で行動することが必要です。

3.メンタル管理
受験勉強を繰り返す日々の中で、ストレスを感じない人はほとんどいません。
自分で気が付いていないだけで、体はSOSをあげているケースが多いのです。
そうした時、いかに自分でストレスを軽減させ、
モチベーションを保つかが重要になります。
そのため、普段から自分の機嫌が悪い時や気分が上がらない場合に、
どうすれば気持ちを切り替えることができるのか、考えておく必要があります。
それは、好きな音楽を聴くことでもよいですし、
映画を見に行くことでも、
好きな食べ物を食べることでも構いません。
自分の機嫌は自分で取るのです。
何か一つでもリフレッシュできる方法を見つけておくことで、
気持ちを切り替え、新たに前へ進む元気がわいてきますので
日頃から意識して準備しておくことが必要です。

強い意志
受験は定めた”目標“に向かって
最後まで諦めずに努力し続けることが必要です。
勉強を進めていくなかで、
時には思ったように成績が上がらず、焦ることがあるかもしれません。
周りの友人の状況が気になり、落ち着かない日もあるかもしれません。
そんなときに一番見失ってはいけないものが
最初に決めた、自分の目標なのです。
なぜ、その目標を定めたのか。
その道へ進んでどうしたいのか。
その意志がぶれなければ、少々気持ちが焦ってしまっても
気持ちを新たに切り替えることができます。
そのため、「目標を達成する/絶対合格する」
という強い想いを持ち続けることが大切です。
そのうえで万が一、決めた道を変更したくなった時は、
変更しても構わないと思います。
それまでの過程を思い出し、
それでも新たな目標を定めて努力するという
強い意志を持つことができるのであれば。

合格はゴールではない
受験は合格することが目標ではありますが、
合格そのものが“人生のゴール”であると勘違いしないよう注意してください。
あくまでも受験は、
人生における通過点であり、その道しか正解がないわけではありません。
将来の思い描く姿に一番近付ける進学先を目指すことが一番ですが、
中には直接その道を進むことができない人もいると思います。
そうした中で、
この大学に進学できないからだめだと思うのではなく、
「この大学でも目指す未来に近づけるのではないか」と
意識の転換ができる強さも時には必要です。
受験はどなたでもチャレンジする機会が平等に与えられています。
その中で、合格を掴むのは一握りの選ばれた方々ですが、
その方々にできて、自分にできないなんてことはないのです。
学力以外に違いがあるとするならば
きっとメンタル面が大きく関わっています。
自分にとって、自分が一番の理解者であることを心がけ、
少しずつ前に進んでいくことこそが
受験に必要な要素であると感じています。
Npsdapsog著
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